皆さんは家を建てる場合どうしますか?
一般的にはテレビCMや広告・チラシ、モデルハウスがある会社が思い浮かぶと思います。
どちらも共通して言える事は『大工』さんが家を建てると言う事です。
しかし、両者にはメリットもデメリットもありますから、よく吟味して検討しなければなりません。
大手ハウスメーカーは会社の規模が大きいですから、その資金力を生かした数々の技術を持っています。一方、我々地域の工務店はそう言った資金力はありませんので、卓越した免震構造技術や、特許技術を持っている訳ではありません。
では、ハウスメーカーは高い技術で優れた家を建てるのか?
と言うと、必ずしもそうではありません。 ハウスメーカーも結局は地元の工務店(大工)が下請けとして入り作業を行うので、その下請け工務店さんや大工さんの腕が確かでなければ、せっかくの技術も意味をなさず、場合によっては欠陥住宅と言われてしまう家が建ってしまいます。
もちろん、ハウスメーカーは多くの職人(大工さんや設備屋さん)を抱えていますので、工期は非常に短く済む場合が多いです。これがハウスメーカーの一番のメリットかもしれません。
しかし、これから10年20年、もしかしたら子供の世代にも受け継いでいく家を、たった3ヵ月で作って良いものでしょうか? もちろん、せっかく建てると決めた「マイホーム」ですから、なるべく早く完成させたい気持ちもわかりますし、ハウスメーカーの工期は、そんなお客様のニーズに応える企業努力であるとも言えます。
では、工務店のメリットは何か?と言いますと、圧倒的な高水準の材料を使って同等、もしくはそれ以上の家を建てる事が出来ます。
ハウスメーカーは、先述の通りテレビCMをはじめモデルハウスの建設等、広告宣伝費に莫大な金額を投資しています。営業マンの数も膨大でその人件費や立派な社屋の経費が価格に重くのしかかります。
そのため基本的な金額で言えば、地方工務店で建てるよりハウスメーカーは割高になります。もちろん資材の大量購入等で経費を抑えたり企業努力をしているとは思いますが、本来なら使用に適さない場所に安価な材料を使ったり、本来なら使わなければいけない材料を使わなかったりして経費を抑えます。低価格住宅と言われる多くのハウスメーカーはそうして経費を抑えているのです。
簡単に言うと「低価格住宅=価値の低い家」と言ってもいいかもしれません。
信頼出来る工務店(大工)さんが低価格で高品質の家を建てるのが工務店。
スピーディーに簡単に家を建てられるのがハウスメーカー。
選ぶのはお客様です。